遼 攻め抜いて5位、手応えつかんだ「今まであまりない感触」

[ 2018年2月5日 05:30 ]

欧州男子ゴルフツアーメイバンク選手権最終日 ( 2018年2月4日    マレーシア・クアラルンプール サウジャナG&CC=7135ヤード、パー72 )

 2打差の5位から出た石川遼(26=CASIO)、谷原秀人(39=国際スポーツ振興協会)はともに69で回って通算16アンダーで5位だった。石川は5バーディー、2ボギー、谷原は4バーディー、1ボギー。片岡大育(29=日立キャピタル)は12アンダーで23位、宮里優作(37=フリー)は27位、池田勇太(32=フリー)は39位。シュバンカル・シャルマ(21=インド)が通算21アンダーでツアー2勝目を挙げた。

 優勝を逃した悔しさもあるが、石川は手応えを感じていた。「最後まで姿勢を変えずにやれた。今までにはあまりない感触。昨日ああいうスコア(63)が出たら、今までならそれ(スコア)も順位も守りたくなっていた。メンタルで正面からぶつかっていくことが最後までできた」。ぎりぎりで予選通過しながら攻め抜いて上位に入った充実感があった。

 首位と2打差でスタートし、強風の中でスコアを伸ばした。1番パー5でバーディー。2番で落とした後、すぐに3番で取り返した。10番は第1打を左の林に入れたが、フェアウエーに刻んでパーセーブ。14番でボギーを叩いた直後の15番でもバーディー。見事なバウンスバックを見せた。欧州ツアーでトップ5に入るのは11年の世界選手権シリーズ、ブリヂストン招待の4位になって以来だ。

 東南アジア開催の3試合を終えた。1月のSMBCシンガポール・オープンは16位。翌週のレオパレス21ミャンマー・オープンは予選落ち。過去2戦は不本意な結果だったが、自信を得たはずだ。

 ショットのデータを過去2戦と比較するとフェアウエーキープ率は44・05%から57・14%、パーオン率は68・52%から72・22%に上昇した。「やばいと思ったらいいスイングだったり。ギャップがある。まだまだ完成度が低い」と言うもののスイング改造は良い方向に進んでいるようだ。

 4月の国内初戦東建ホームメイト・カップを見据え「4月までもっともっと練習が必要。みっちりやりたい」とさらなるレベルアップを誓った。

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2018年2月5日のニュース