フィギュア全日本女子 平昌切符2枠めぐり大激戦 最近の代表選考会を振り返る

[ 2017年12月21日 11:40 ]

2013年12月の全日本選手権で、表彰台で笑顔を見せる(左から)2位の村上佳菜子、優勝の鈴木明子、3位の浅田真央
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 フィギュアスケートの全日本選手権は18年平昌五輪の代表選考会を兼ねて21日に開幕する。平昌の日本女子の枠は2で、大激戦が予想される。最近の女子の五輪代表選考会を振り返る。

◎06年トリノ五輪

 女子の枠は3。04―05年シーズンの持ち点(国際競技会最高成績のポイントの70%)と、05―06年シーズンの国際大会の成績上位2大会、全日本選手権の計3大会の成績をポイント化して選考。最終ポイント差が10%以内の場合はポイント順位を逆転して代表に選ぶ場合があるなど、特例措置も設けられていた。

 全日本6位ながら選考ポイントトップの安藤美姫、全日本を優勝して選考ポイント2位の村主章枝、全日本3位で選考ポイント3位の荒川静香が代表に決まった。浅田真央は国際連盟(ISU)の年齢制限により、五輪の出場資格がなかった。

◎10年バンクーバー五輪

 女子の枠は3。GPファイナル日本人最上位メダリストが代表にまず決まり、全日本選手権優勝選手も代表決定。残る枠は(1)全日本の3位以内(2)GPファイナル進出選手(3)全日本終了時の世界ランク日本人上位3人の中から選考された。

 GPファイナル2位で安藤美姫が決定。全日本を制した浅田真央も代表に。3枠目はGPファイナル3位で全日本でも2位に入った鈴木明子が選ばれた。

◎14年ソチ五輪

 女子の枠は3。選考基準は全日本選手権優勝選手が代表に決定、2人目はGPファイナル日本人最上位メダリストと全日本2、3位から選考、3人目は2番目の選考から漏れた選手と世界ランク上位3人、国際大会のシーズンベストスコア日本人上位3人から選考された。

 全日本優勝の鈴木明子、全日本3位ながらGPファイナルを優勝していた浅田真央、全日本2位の村上佳菜子が順当に選出された。

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2017年12月21日のニュース