関取最年長の安美錦、宇良に敗れ負け越し「きついけど、しっかりやるだけ」

[ 2017年1月19日 16:19 ]

 大相撲初場所12日目は19日、東京・両国国技館で行われ、関取最年長の38歳、西十両7枚目の安美錦(伊勢ケ浜部屋)が東十両3枚目の宇良(24=木瀬部屋)に敗れて負け越した。西前頭3枚目だった昨年夏場所3日目に左アキレス腱を断裂し、続く名古屋場所まで休場。約12年ぶりの十両となった秋場所から復帰して2場所連続勝ち越していたが、今場所は4日目からの5連敗が響いて勝ち越しはならなかった。

 立ち合いで当たってから、タイミングよくはたいて右を差した。だが、その後に宇良に動かれるとバランスを崩し、背後に回られて送り出された。両膝、左アキレス腱の負傷を抱えながらの土俵が続くが「考えてもしょうがない。毎日しっかりやるだけ。十両で初めて負け越して精神的にきついけど、しっかり相撲を取るしかない」と前を向いた。

 宇良は先場所の初対戦で敗れていた安美錦から初勝利を挙げて3敗をキープ。2敗で単独トップの徳勝龍(木瀬部屋)を、大栄翔(追手風部屋)とともに1差で追っている。幕下では西24枚目の一木(玉ノ井部屋)が竜勢(鏡山部屋)戦で居反りを決めた。居反りの使い手の宇良は、そのことを聞かされても「自分は関係ないです。居反りキャラはどうぞ(持っていってください)。跡継ぎで」と無関心だった。

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2017年1月19日のニュース