13歳・張本 史上最年少V逃し涙 注目度高く「緊張して焦って凡ミス」

[ 2017年1月19日 05:30 ]

卓球全日本選手権第3日 ( 2017年1月18日    東京体育館 )

ジュニアの部男子シングルスの準々決勝で敗れ、頭を抱える張本智和
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 ジュニア男子シングルス準々決勝で、世界ジュニア王者の張本智和(13=エリートアカデミー)が宮本春樹(17=愛工大名電高2年)に2―3で敗れ、史上最年少優勝を逃した。混合ダブルスでは吉村真晴(23=名古屋ダイハツ)、石川佳純(23=全農)組などが4強入りした。

 国内の壁は厚かった。ジュニアの男子シングルス準々決勝。昨年12月の世界ジュニア選手権を史上最年少13歳で制した張本はテレビカメラ10台が取り囲むほど注目を集める中、「緊張して焦って凡ミスが出た」。高校2年生を相手にフルゲームの末、敗戦。昨年の4強にも及ばず「優勝しか狙っていなかったので、今までで一番悔しい」と涙をこぼした。

 ただ、まだシニアでの戦いが残っている。この日は大学生のカットマンを相手にストレートで圧勝。2勝した昨年に続いて初戦を突破した。「ジュニアで負けて、優勝したいとは言えない。一戦一戦、頑張りたい」。ここからは無心で挑むだけだ。

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2017年1月19日のニュース