白鵬休場へ 初日から初の2連敗…左膝違和感で取組後病院へ

[ 2015年9月15日 05:30 ]

宮城野部屋から病院へ向かう白鵬

大相撲秋場所2日目

(9月14日 両国国技館)
 横綱・白鵬が平幕・嘉風に引き落とされ、横綱在位49場所目で初めて初日から2連敗を喫した。場所前から左膝に違和感を感じており、07年名古屋場所の横綱昇進以来初めての休場は決定的。休場すれば、史上1位の横綱連続出場は722日で、同1位の連続2桁勝利と昭和以降2位の連続勝ち越しは、ともに51場所で途切れてしまう。15日朝に再び精密検査を受けてから出場の可否を正式に判断する。

 まさかの光景だ。白鵬が立ち合いで嘉風を押し切れない。左に回り込んでいったんはしのいだが、手も足もバタバタ。最後は相手の引きにいとも簡単にばったりと両手をついた。初日の隠岐の海戦に続いての波乱に館内は騒然とし、座布団が乱舞。07年名古屋場所に最高位に就いてから初の初日から連敗を喫し、横綱はぼうぜんとした表情を浮かべるしかなかった。

 支度部屋に引き揚げるなり、横綱本人の口から「足にちょっと違和感がある。踏ん張りきれない。初めての感覚」とケガを明かした。取組後、師匠・宮城野親方(元幕内・竹葉山)と話し合った後、病院で検査を受けた。師匠によると白鵬は「左膝が痛い。曲げると痛い」と説明。初日1週間前の5、6日に行われた伊勢ケ浜一門連合稽古から痛みが出たという。白鵬は病院での検査後に「皿の部分がちょっとね。あすもう一回MRI(磁気共鳴画像装置)で撮らないと分からない」と気丈に振る舞った。しかし、師匠は休場の可能性について「8割方そうでしょう。無理してほしくない。この先長くやるなら1カ月休んで(10月の)秋巡業から出てもいい」と決定的な状況であることを明言した。

 8月の夏巡業中に右足親指付け根に擦り傷をつくった。数日間休んだ後に稽古に復帰したが、白鵬は「(患部を)かばっていたのかもしれない」と今回の左膝負傷へとつながった可能性を示唆。初日2週間前の番付発表後は耐震性の問題で宮城野部屋の土俵が使えずに連日の出稽古を敢行した。明らかにいつもより稽古量が増え、師匠は「稽古があまりに多くて疲れもたまった」とオーバーワークを指摘した。

 初日からの連敗は小結だった05年九州場所以来。休場となると左足親指を骨折した大関時代の06年九州場所までさかのぼる。横綱昇進以来、史上最長の48場所も無休を続けた最強横綱に初の窮地が訪れた。

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