米ロ裏取引? 仏紙報道 米国協会は「ばかげている」

[ 2014年2月9日 23:13 ]

 フィギュアスケートの採点で米国とロシアが裏取引しているとフランスのスポーツ紙レキップが報じ、米国協会が「誰ともそんなことはしていない。ばかげている」と報道を否定した。国際スケート連盟(ISU)は同日、証拠のないうわさや主張には答えないとの声明を発表した。

 レキップによると、アイスダンスでメリル・デービス、チャーリー・ホワイト組に米国初の金メダルを取らせる代わりに、ロシアがタイトルを狙う新種目の団体とペアで便宜を図るように取り決めが交わされた。

 米国協会の広報担当者は「私たちのアイスダンサーは世界選手権を2度制しているし、何もしなくても素晴らしい。報道は当惑させるだけじゃなく、スポーツにとって不幸だ」と反論した。

 2002年のソルトレークシティー冬季五輪ではペアでロシア組の金メダル、カナダ組の銀メダルが確定した後に採点疑惑が発覚。カナダ組にも金メダルが与えられ、ジャッジの不正が原因でメダルが変更される事態が起きた。(共同)

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2014年2月9日のニュース