無名20歳が金メダル1号!“敗者復活戦”から勝ち上がった

[ 2014年2月9日 05:30 ]

男子スロープスタイルで五輪初代王者となったセージ・コッツェンバーグ(中央)と2位のストーレ・サンベク(左)、3位のマーク・マクモリス

ソチ五輪 スノーボード・男子スロープスタイル

(2月7日 ロザフータル公園)
 最初の決勝種目となったスノーボードのスロープスタイルでは、敗者復活戦とも言える準決勝を2位で勝ち上がった20歳のコッツェンバーグ(米国)が1回目に93・50点をマークして優勝。有力選手がミスを重ねたこともあって、今大会の金メダリスト第1号となった。

 新種目のスロープスタイルには“スノボの神様”ことホワイト(米国)が出場予定だったが、3連覇の懸かるハーフパイプに専念するために回避。それでも米国勢がこの種目を制して層の厚さを見せつけた。

 コッツェンバーグは後ろ向きで入る難度の高い回転系のトリック「キャブ・ダブルコーク1440」を昨年4月に大会で成功させた世界最初の選手。しかし世界選手権など主要大会での優勝経験はなく「どう表現していいのか分からない。こんなことがあっていいのか?という気分だ」と自分でも驚きの結果だった。

 ◇セージ・コッツェンバーグ(米国)5歳でスノーボードを始める。プロとして高額賞金大会を中心に出場し、12年の冬季Xゲームで2位。ビッグエアも得意。1メートル78、75キロ。20歳。

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2014年2月9日のニュース