師円 不完全燃焼の最下位…自己ベストも遠い6分42秒88

[ 2014年2月9日 05:30 ]

男子5000メートルを終え、今村俊明コーチ(左)に声を掛けられるウィリアムソン師円

 ソチ五輪スピードスケートは8日、競技が始まり、日本勢の先陣を切って18歳のウィリアムソン師円(山形中央高)が男子5000メートルに出場。6分42秒88と自己ベストの6分24秒81に遠く及ばない不完全燃焼で、初めての五輪のレースを終えた。

 「ゆっくり入りすぎた。中途半端なラップタイムを刻んでしまった」。同走の韓国選手のペースに巻き込まれ、序盤からリズムに乗れなかった。得意のラストスパートも不発で、順位は出場26選手中の最下位に終わった。

 それでも、この屈辱も18年平昌(ピョンチャン)五輪への一歩だ。長距離に本格的に転向して1年。父がオーストラリア人のハーフは今春から強豪・日本電産サンキョーに入社予定で、これからの伸びしろは大きい。近年、不振が続いてきた日本長距離陣の未来を明るく照らす才能が、大きな経験を積んだことは間違いない。

続きを表示

2014年2月9日のニュース