角野入賞の陰に科学的手法 志水トレーナー「変換能力の高さ」絶賛

[ 2014年2月9日 05:30 ]

準決勝で会心のジャンプを見せる角野
Photo By スポニチ

ソチ五輪 スノーボード男子スロープスタイル

(2月8日 ロザフータル公園)
 角野の入賞の陰には科学的な手法による強化があった。スポーツジムの「トータル・ワークアウト」で角野を指導する志水浩二トレーナー(29)は同ジム代表のケビン山崎氏とともに12年7月から角野を指導。通常は個人の感覚や映像を頼りに練習する回転技を、トレーニングで磨き上げた。

 ソチ五輪に向け、(1)トリプルコークなど回転力が必要な技のために脚力をつけること(2)課題のレールで得点を稼ぐためにバランス力を養うことを目的に週3~4回、鍛えた。点灯するランプにできるだけ早く触れて体の反応速度を高めたり、ロープに乗ってバランスを保つ感覚を養うなどしたという。志水氏は「体の使い方など、ジム内で教えたことは次の試合に必ず生かしている。変換能力の高さが素晴らしい」と舌を巻く。五輪でのパフォーマンスをテレビで観戦した同氏は「まだ17歳と若いのだから、次に向かって頑張ってほしい」と21歳で迎える18年平昌五輪でのさらなる活躍に期待を寄せた。

続きを表示

この記事のフォト

2014年2月9日のニュース