具玉姫さん死去 小林浩美会長「非常に寂しいです」

[ 2013年7月13日 06:00 ]

静岡県内で亡くなった具玉姫さん

 女子ゴルフの日本ツアーで通算23勝を挙げた具玉姫(クオッキ)さんが10日午後4時37分、急性心筋梗塞のため日本の自宅のある静岡県沼津市内で死去した。56歳。

 日本女子プロゴルフ協会(LPGA)によると、具玉姫さんは日本ツアーの出場権獲得を目指しているめいの具賢珍さん(33)を指導するため滞在中だった。10日は具賢珍さんとプレーしていたが、9ホールで気分が悪くなり一足先に帰宅。練習後に帰宅した具賢珍さんが、亡くなっている具玉姫さんを発見したとみられる。

 LPGAの小林浩美会長は「一緒にツアーで戦った仲間として非常に寂しいです」とコメント。また、樋口久子相談役も「ゴルフに対する情熱は非常に強いものがあり、女子ツアーの発展を支えた一人だと思っております。名プレーヤーが亡くなってしまい、とても残念です」と故人をしのんだ。具玉姫さんは1956年8月1日に韓国・ソウルで生まれ、韓国初の女子プロとなり、88年に米ツアーのスタンダード・レジスタークラシックで韓国人初の同ツアー優勝を果たした(通算1勝)。94年から11年まで韓国女子プロゴルフ協会の副会長も務めた。

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2013年7月13日のニュース