ソチへ初の実戦 エース伊東ら公式練習「いつも通りの気持ち」

[ 2013年7月13日 16:36 ]

 ノルディックスキーでソチ冬季五輪シーズンに向けた夏の初戦となる全日本サマージャンプ朝日大会前日の13日、男女の有力選手が北海道士別市の朝日三望台シャンツェ(K点60メートル、HS68メートル)で公式練習した。男子のエース、27歳の伊東大貴(雪印メグミルク)は3回飛び、不安定な風もあって最長はK点ちょうどだったものの「悪い中でも表彰台に上がれるようにしたい」と話した。

 3度目の五輪へのスタートとなる実戦に「あまり意識はしない。いつも通りの気持ち」と平常心で臨む。この大会の後、グランプリで欧州を転戦する。2センチ短くすることを決めたスキーなど、夏場は用具を試す作業から始め、ジャンプの土台を固めて冬に備える。右膝に不安を抱えながらの調整だった昨季に比べ、表情には余裕が漂った。

 昨季、女子のワールドカップ(W杯)で総合優勝を果たした16歳の高梨沙羅(クラレ)も3回飛び、59メートルを最高にK点付近のジャンプをそろえ、課題のテレマークも入れた。報道陣には対応しなかったが、落ち着いた様子で初戦に備えていた。

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2013年7月13日のニュース