北の湖理事長「もうないでしょう。残念」稀勢の綱獲り消滅を明言

[ 2013年7月13日 20:33 ]

稀勢の里(手前)は寄り切りで豪栄道に敗れる

大相撲名古屋場所7日目

(7月13日 愛知県体育館)
 日本相撲協会の北の湖理事長(元横綱)は大相撲名古屋場所7日目の13日、初の綱とりで早くも3敗目を喫した大関稀勢の里について「もうないでしょう。考えられない。残念だ」と述べ、場所後の横綱昇進が消滅したことを明言した。

 稀勢の里は初日から13連勝と快進撃を見せた先場所とは相撲内容が対照的で、この日も関脇豪栄道に一方的に寄り切られた。理事長は「極端すぎる。悪くても前半戦を1、2敗で乗り切ると思っていた。先場所は何だったんだと思ってしまう」と苦言。このままでは2桁勝利すら危ういと心配した。

 昇進問題を預かる審判部の伊勢ケ浜部長(元横綱旭富士)も綱とりが終わったとの見解を示し「最後までしっかり頑張ることだ」と話した。

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2013年7月13日のニュース