JOC 猪瀬新都知事に期待、東京五輪へ「弾みになる」

[ 2012年12月16日 21:11 ]

 2020年東京五輪招致を推進した石原慎太郎氏に後継指名された猪瀬直樹氏が、16日の東京都知事選で初当選したのを受け、日本オリンピック委員会(JOC)の竹田恒和会長は「(招致に)全面的に支持をいただいており、弾みがつく。石原都政の流れをくんで、一体となって取り組んでいきたい」と歓迎した。政権交代が確実になった自民党には公約のスポーツ庁創設に期待した。

 猪瀬氏は副知事だった今夏にロンドン五輪を視察し、女子マラソンなどを観戦した。JOCの市原則之専務理事は「スポーツに対する造詣が深く、五輪招致に情熱と哲学を持っている。一緒に戦っていく上で非常に頼もしい新知事になる」と話した。

 衆院選で圧勝した自民党は「スポーツ庁、スポーツ大臣の創設」を掲げており、竹田会長は「国の施策でスポーツ庁が公約に掲げられたことはすごく大きい」と述べ、市原専務理事は「スポーツ庁は国益に値し、われわれの悲願でもある」と訴えた。

 JOCは20年五輪の開催都市を選ぶ来年9月の国際オリンピック委員会(IOC)総会で、新首相に招致プレゼンテーション出席を求める。

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2012年12月16日のニュース