高木美帆総合首位も3000メートルに不満「まだまだ」

[ 2012年12月16日 06:00 ]

女子500メートルで1位の高木美帆

スピードスケート全日本選手権

(12月15日 長野市エムウエーブ)
 15日に開幕し、女子は500メートルと3000メートルの2種目を終えて高木美帆(18=北海道・帯広南商高)が81・753点で総合首位に立った。初優勝を狙う高木は500メートルが39秒35で1位、3000メートルは4分14秒42で7位だった。男子は500メートルで36秒30の3位、5000メートルで6分37秒58の2位だった三輪準也(19=法大)が76・058点で総合トップ。3度目の優勝を目指す中村奨太(19=ロジネットジャパン)は4位。短距離から長距離まで4種目の総合成績で争う。

 総合でトップに立ったが、高木は浮かない表情だった。500メートルは「結構良かった」と納得のタイムでガッツポーズも飛び出したが、不慣れな3000メートルでタイムを伸ばせず「まだまだだなと感じた」と反省の言葉を繰り返した。昨年も初日首位だったが、最終日に得意の1500メートルで失速した。女子で橋本聖子以来の高校生優勝が懸かる高木は「まずは1500メートルに集中したい」と気を引き締めた。

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2012年12月16日のニュース