鈴木明子逃げ切りV!真央はフリートップで2位に

[ 2011年11月12日 20:15 ]

女子で優勝した鈴木明子のフリー

 フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第4戦、NHK杯第2日は12日、札幌市の真駒内セキスイハイムアイスアリーナで行われ、女子フリーで、女子SP1位の鈴木明子(邦和スポーツランド)は、ジャンプのミスなどもあったが119・43点、合計185・98点で2季ぶりのGP2勝目を挙げた。スケートカナダでも2位となっており、シリーズの上位6選手が争うGPファイナル(12月・カナダ)進出を決めた。

 SP3位の浅田真央(中京大)は、トリプルアクセルを回避しながらもフリーではトップの125・77の高得点を出し、合計184・19点で2位となった。石川翔子(明大)は77・07の合計122・14で10位だった。

 ▽鈴木明子の話 フリーは悔しい出来になったので、優勝にはびっくり。ちょっと申し訳ない気持ち。ミスはあったが、冷静に落ち着いて考えながら滑った。いま自分ができることを曲に乗せて滑った。

 ▽長久保裕コーチの話 鈴木はフリーの後半は力が入った。ただ、最低ラインの点数が取れるような練習ができている。普通にやれば(優勝は)何とかなると思っていた。

 ▽浅田真央の話 「愛の夢」をいい滑りで終えられてよかった。トリプルアクセルに挑戦できなかったのは悔しいけれど、次の大会には間に合うように頑張りたい。積み重ねてきたものが自信となって試合に表れている。まだまだ伸びしろはある。

 ▽佐藤信夫コーチの話 浅田はまだ不安定な部分もあるが、きっちり頑張ってくれた。課題の2回転半―3回転の連続ジャンプが成功と認定され、彼女にとって大きなプラスになる。

 ▽石川翔子の話 練習の六十パーセントしか出せず悔しい。(荒川静香さんが)作ってくれたプログラムなのでいいところを見せたかった。

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