放駒理事長 文科省指導で…反ドーピング委の再開明言

[ 2011年11月12日 16:29 ]

 日本相撲協会の放駒理事長(元大関魁傑)は12日、事実上休止しているアンチ・ドーピング委員会の活動を近く再開させる方針を明らかにした。

 十両隆の山が体重増加の目的で一昨年から約1年間、世界反ドーピング機関が禁止薬物としているインスリンを自ら注射していたことが判明。インスリンを禁止薬物に指定していない相撲協会は、文部科学省からドーピング防止対策を強化するよう指導を受けていた。

 アンチ・ドーピング委員会は、主導的な役割を果たしていた大西祥平・慶大大学院教授が昨年3月に死去して以降、活動休止の状態。放駒理事長は「新たな専門家の先生にお願いし、きちっとやっていく」と話した。

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2011年11月12日のニュース