高橋 本人も驚く高得点 ファイナル進出へ大前進

[ 2011年11月12日 20:00 ]

男子SPの演技を終え、笑顔を見せる高橋大輔

NHK杯第2日

(11月12日 札幌市の真駒内セキスイハイムアイスアリーナ)
 男子の高橋がバンクーバー冬季五輪でマークしたSPの自己ベストを更新。「こんなに出るとは想像してなかった。4回転ジャンプを入れてないのに…」と、少し申し訳なさそうな表情さえ浮かべた。一番の要因は技の正確さ。ジャンプなどの難度を示す基礎点の合計は小塚とほぼ同じ、3位のムロズには約5点も劣ったが、ステップ、スピンを合わせた全要素で加点を得た。特に助走、空中姿勢、着氷が秀逸だったジャンプで稼いだ。

 2連覇を狙った4月の世界選手権で5位に終わり、再出発を期すシーズン。2位小塚と10・66点差のフリーに向け「点が離れた余裕を生かしたい」。優勝で決まるファイナル進出へ、大きく前進した。

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2011年11月12日のニュース