稀勢の里 大関とりへ異例の早朝稽古「やることは一緒」

[ 2011年11月12日 15:10 ]

大相撲九州場所の土俵祭りに参加した稀勢の里(奥中央)

 一年納めの大相撲九州場所が13日に福岡国際センターで初日を迎える。注目は、7日に師匠だった先代鳴戸親方(元横綱隆の里)を亡くした関脇稀勢の里の大関とり。12日は新大関の琴奨菊ら三役以上の力士も参加して土俵祭りを行い、15日間の安全を祈願した。

 稀勢の里は千葉県で営まれた先代の通夜と告別式に参列し、2日間稽古を休んだ。12日は土俵祭りに向かう前、早朝から異例の稽古。今場所で11勝を挙げれば、昇進の目安とされる3場所合計の33勝に届くが「やることは一緒。いつもと変わらない」と平常心を強調した。

 八百長問題などで大揺れだったことしの最後の場所はチケットの売れ行きが不振。福岡県出身で活躍が期待される琴奨菊は「声援に応えるように一生懸命頑張る」と話し、九州場所5連覇を目指す横綱白鵬は「いつも以上に気合を入れていく」と力強く宣言した。

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2011年11月12日のニュース