上田桃子 復活Vの陰に3年間支え続けたトレーナーの存在

[ 2011年11月7日 09:14 ]

プレーオフ3ホール目、バーディーパットを沈め4年ぶりの優勝を決めガッツポーズする上田

スポニチ主催USLPGAツアー・ミズノクラシック最終日

(11月6日 三重県志摩市 近鉄賢島カンツリークラブ=6506ヤード、パー72)
 上田の復活の陰に3年間、支え続けた伊藤久トレーナー(32)の存在があった。

 昨年、右膝半月板を痛めた際には手術を勧める医師の声もあったが、膝に負担がかかる要素をなくすため股関節の可動域を広げ、膝の周囲の筋力をアップすることで対処した。自然治癒力を高め、プロ野球の中日も使用しているというスーツケースほどの大きさの電流治療機を常に持ち歩きケア。そのかいあって今季は痛みが再発することはなかった。

 また、上田は以前の下半身を横に動かして飛ばすスイングから、下半身の蹴りに頼らないスイングへ改造したが、しっかりと体を止め、安定感が出るよう尻回りなども鍛えた。前日までコースに来ていた伊藤トレーナーはこの日は所用で都内に戻っており、歓喜の瞬間を見届けられなかった。「残念」と苦笑いしながらも、「まだ鍛える部分はある」と米ツアー3勝目へのアシストを約束した。

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2011年11月7日のニュース