来季シード落ち確定も…藍「次のチャレンジを」

[ 2011年11月7日 06:00 ]

宮里藍は10番ティーショットを放つ

スポニチ主催USLPGAツアー・ミズノクラシック最終日

(11月6日 三重県志摩市 近鉄賢島カンツリークラブ=6506ヤード、パー72)
 宮里の今季日本ツアー最終戦は静かに幕を閉じた。インからスタートして11番でバーディーを先行させたが、この日もパープレーがやっと。3日間アンダーパーがなく、通算4オーバーは78選手中77位のブービー。昨年の69位も下回る大会自己ワースト順位に「カップに蹴られたり、縁で止まったり。それを繰り返して18ホールが終わった。きょうもやっぱりかみ合わなかった」と苦笑するしかなかった。

 世界ランクで出場資格を持つ日本ツアー最終戦は「出ない」と明言。今季の賞金ランクは現在の68位以下が確定し、7年間守ってきた日本ツアーのシードを失うことが決定的となった。ただし、主催者推薦で最大8試合、メジャーもサロンパス杯とLPGAツアー選手権は世界ランク、日本女子プロ選手権は歴代優勝者の資格で出場できる。

 年間スケジュールにはそれほど大きな影響は出ないと見られ、「自分が頑張った結果だから仕方ない。日本の試合に出る意味もまた変わってくると思うし、いい意味で次のチャレンジができる。悪いことばかりじゃない」と宮里もことさらに悲観することはなかった。

 日本での戦いを終えて、今週はメキシコでロレーナ・オチョア招待(10~13日)に出場。さらに来週は米ツアー最終戦のタイトルホルダーズに向けて米フロリダ州へと転戦する。「両方とも知ってるコースなので、いい調整をしたい」とシーズン終盤の戦いに向けて、もう一度ムチを入れ直す。

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2011年11月7日のニュース