白鵬“2代目若乃花超え”24場所連続2ケタ勝利

[ 2010年11月25日 06:00 ]

 【九州場所11日目】白鵬は右四つ左上手のスキのない完ぺきな相撲で鶴竜を寄り切って10勝1敗。これで大関時代の07年初場所から続く連続2ケタ勝利を24場所とし1場所15日制が定着した49年夏場所以降では2代目若乃花を抜き歴代単独3位となった。

 取組前に魁皇が勝利を収めた姿を見て「あらためて考えると凄いの一言だね。38歳でああいう相撲は取れない。自分?無理でしょう」と感激の様子。安定した取り口が目立つ1敗の把瑠都にも「そのまま(1敗で直接対決したい)という気持ちがありますね」と刺激を受けていた。

 <稀勢の里、殊勲賞確実に>稀勢の里が栃ノ心を一気に寄り切りで破り、3場所ぶりの勝ち越しを決めた。立ち合いで差し勝って右上手を引くと、力強く前に出る会心の相撲。「うまく先手が取れた。あと4日、全部勝つつもりでいく」。今場所は2日目に横綱・白鵬を撃破しており、日本人力士としては08年九州場所の安美錦以来2年ぶりの殊勲賞が現実のものとなった。三賞の話題に及ぶと「いただけるものなら…」とその時ばかりは表情を和ませた。

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2010年11月25日のニュース