逆転賞金王へ 池田“新アイアン”テスト

[ 2010年11月25日 06:00 ]

新しいアイアンを見つめる池田

 男子ゴルフのカシオ・ワールドオープンは25日、高知・Kochi黒潮CCで開幕する。24日のプロアマ戦に出場した賞金ランク3位の池田勇太(24=日清食品)は「今大会がいかに重要かは分かっている。2試合とも優勝するつもりでやればいい」と逆転賞金王への熱い思いを語った。

 現在、首位の金庚泰との差は約4100万円で、逆転のためには残り2試合で1勝が最低条件。今週優勝を逃した場合、33位以下か金庚泰より順位が下回れば、最終戦の日本シリーズ(12月2日開幕、東京よみうりCC)を残して可能性が消滅する。
 その逆転のチャンスを少しでも広げるため今週は新アイアンをテストした。契約するブリヂストンスポーツの担当者は「今のものより高さと距離が出る。海外を考えて」と説明。今週は海沿いのコースで強風が吹きやすく、高いボールが出る新アイアンの出番は少なそうだが、心強い武器になるのは間違いない。

 <金庚泰、砲撃もプレーも「大丈夫」>韓国選手初の賞金王を狙う金庚泰だが、母国は北朝鮮の砲撃を受け緊迫した状況にある。ソウル近郊に住む父親から電話で「本当に危ないよ」と聞かされたと明かし、表情を曇らせた。テレビやインターネットで情報を集めているそうで「今は、戦争は(ならないから)大丈夫」と話し、好調が続くプレーへの影響を問われると「それは大丈夫」と即答した。

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2010年11月25日のニュース