砲撃後最初の顔合わせ…“緊張”の南北対決

[ 2010年11月25日 06:00 ]

<男子フリースタイル66キロ級>韓国・金大成(左)を北朝鮮・ヤン・チュンソン(右)が破る

 【広州アジア大会】北朝鮮による韓国の延坪島砲撃後、最初のアジア大会南北直接対決は混乱なく終わった。レスリング男子フリースタイル66キロ級1回戦で、ヤン・チュンソン(北朝鮮)は金大成(韓国)を2―0で下した。試合前は両者握手を交わしてスタート。ヤンが第1ピリオドを取り、第2ピリオドも序盤からリードを奪って逃げ切った。試合後は審判に促されて握手したが、きん差の勝負だったためか、顔を合わせることなくマットを下り、ともに無言で取材エリアを通過した。

 韓国人のアジア・レスリング連盟の金昌圭会長(韓国)は「(23日の出来事は)恐ろしいこと。皆さんと同じ思いだ。だが、平和のスポーツの祭典であるアジア大会に政治は関係ない。選手に影響はない」と話した。

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2010年11月25日のニュース