池田勇太2週連続Vへ1差2位発進 遼くんは39位

[ 2010年11月25日 17:35 ]

第1日、5アンダーで2位の池田勇太

 男子ゴルフツアーのカシオ・ワールドオープン第1日は25日、高知県Kochi黒潮CC(7300ヤード、パー72)で行われ、田中秀道が6アンダーの66で単独首位に立ち、2週連続優勝を狙う池田勇太と賞金ランキングトップの金庚泰(韓国)が1打差の2位と好発進した。2位は深堀圭一郎を含め7人が並ぶ混戦。賞金ランク2位の石川遼はパットに苦しみ、3バーディー、2ボギーの71で39位と出遅れた。大会3連覇が懸かる小田孔明は55位。

 1イーグルに5バーディー(2ボギー)を奪って67で終えた池田に笑顔はなかった。「もっと伸ばせたかと思う」。賞金額でトップを走る金庚泰が1組前で回り、同じ67だったのを受け「(自分は)ショットも調子は悪くないし、至って普通。(相手も)普通でしょ。彼ならこのぐらいは」と言った。
 4日前に優勝を争ったばかりの2人が場所を変え、再び競り合った。得意のショットに切れのある池田はスタートの10番(パー5)でいきなり見せた。残り257ヤードの第2打を2番のユーティリティーでピン手前1・5メートルにぴたり。これを楽に沈めるイーグル発進で、後半には不満を残しながらも好位置につけた。
 一方のライバルは見事な追い上げだった。2アンダーで折り返して我慢を重ね、終盤の6番から3連続バーディーで一気に浮上。「ロングパットが結構入った。(コースは)簡単ではない」と控えめだが、7番で7メートルを決めるなどパットのうまさは相変わらずだ。
 「池田はチャンスにほんと強いから」と金庚泰は警戒する。好調を自覚する池田は「あしたからが自分でも楽しみ」。アマチュアのころから対戦してきた24歳の、つばぜり合いが続く。

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2010年11月25日のニュース