山崎 予想外の脱水症状も7連覇達成

[ 2010年4月19日 06:00 ]

 陸上日本選手権50キロ競歩は18日、石川県輪島市・日本陸連公認コースで11月のアジア大会(中国・広州)代表選考会を兼ねて行われ、北京五輪7位入賞の山崎勇喜(26=長谷川体育施設)が3時間46分56秒で7連覇を達成し、アジア大会の代表入りを確実にした。同種目での7連覇は今村文男と並んで史上2人目。山崎はスタートから飛び出し、自身の日本記録を更新するペースで歩いたが、終盤に脱水症状で大きく失速した。

 レース後半まで快調な日本新ペースだった山崎は予想外の脱水症状に襲われ、記録更新はならなかった。よろめきながらゴールして7連覇を達成。「急にガクッと手足がしびれて情けない歩きになってしまった」と無念そうに振り返った。20キロ以降に腹痛を起こし、給水を取らなかったことが脱水症状の要因とみられ「油断があった」と反省。それでも昨年の世界選手権での失格や、左太腿裏肉離れを乗り越えての復活優勝だけに「フォームの修正も少しは進歩した。アジア大会ではもちろん金メダルを獲りたい」と意気込んだ。

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2010年4月19日のニュース