北島、代表復帰も…完全復活へ、多くの課題

[ 2010年4月19日 19:28 ]

競泳のパンパシフィック選手権に向け、抱負を語る北島康介

北島、パンパシで2年ぶり代表復帰

北島破って平泳ぎ3冠男「ここからが本当の勝負」

 競泳男子平泳ぎの北島康介(日本コカ・コーラ)が19日、8月に米カリフォルニア州アーバインで開催されるパンパシフィック選手権の代表に選出された。2種目で連覇を果たした北京五輪後に約1年間休養したため、2年ぶりの代表復帰。「最初の目標は達成できた」と安堵したが、完全復活への課題は多い。
 18日までの日本選手権では平泳ぎ3種目に出場しながら無冠に終わった。レースごとに泳ぎがばらばらで、現在も「どの泳ぎをしたらいいか」と迷っている。
 日本新記録を出した50メートルの予選や、1分を切った100メートル決勝の好イメージを頭に入れながら、今後も試行錯誤することになりそうで「変化を感じながらやっていくしかない」と話した。
 2012年ロンドン五輪を見据えて「来年の世界選手権でいかに戦うか」をポイントに挙げる。パンパシフィック選手権などを戦いながら、徐々に体をつくってフォームを固めたい。それが日本代表の平井伯昌ヘッドコーチが北島に求める「絶大な自信の回復」にもつながる。
 21日にグアムで始まる代表合宿の後は活動拠点の米西海岸に戻る。6月のジャパン・オープンは欠場する意向だ。

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2010年4月19日のニュース