「最高の1週間」遼くん満面の笑み

[ 2010年2月8日 10:17 ]

最終ラウンド、途中経過が映し出されたボードの前でパットする32位の石川遼

 【ノーザントラスト・オープン最終日】予選ラウンドを4位で通過した石川だが、決勝ラウンドではその勢いを持続できなかった。この日は前日残した第3ラウンドの最終18番をボギーで終え、最終ラウンドも72。それでも予選落ちに終わった昨年の米ツアーデビュー戦の雪辱を果たす、自己最高の32位に「最高の1週間。順位はかなり落としたけど、自分なりに頑張った」と満面の笑みを浮かべた。

 15位でスタートした最終ラウンドは出だしの1番でバーディーを先行させると、6番でもバーディーを奪った。しかし快晴の下、乾いたグリーンにタッチが合わず、中盤からショートゲームで苦戦。5ボギーを叩き、スコアを落とした。
 しかし、この1年間で多くの修羅場をくぐり抜けてきた18歳はへこたれない。17番で1メートル、最終18番では12メートルを沈め、連続バーディーで締めくくり。現地のギャラリーから大歓声を浴び「最後の最後まで粘り抜くことができた。本当に1年前とは全然違うと実感できた」と振り返った。
 成長を続ける日本の賞金王は「この順位は今の僕の精いっぱいだけど、(これで)新たな目標を設定できる」と次週に向けて気持ちを高ぶらせていた。(共同)

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2010年2月8日のニュース