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元なでしこ・鮫島彩 今季限りで引退発表 11年W杯ドイツ大会で優勝に貢献 25日が現役最後の一戦

[ 2024年5月24日 04:00 ]

鮫島彩
Photo By スポニチ

 WEリーグの大宮は23日、女子日本代表「なでしこジャパン」で長く活躍したDF鮫島彩(36)の今季限りでの現役引退を発表した。

 鮫島はクラブを通じ「自分が想像していたよりもはるかに学びの多い、素晴らしいサッカー人生を送れた」とコメントした。

 元々はアタッカーだったが、当時のなでしこジャパンの佐々木則夫監督のコンバートで開花。主に左サイドバックとして活躍し、11年W杯ドイツ大会で優勝に貢献。準優勝した15年カナダ大会などW杯に3大会連続で出場し、日本代表で通算114試合5得点。12年ロンドン五輪では銀メダルを獲得した。

 栃木県出身で宮城・常盤木学園高を経て、東京電力時代は福島県双葉町で寮生活、原発で働いた。11年3月11日の東日本大震災によるチームの活動休止を受け、葛藤を抱きながら米国に新天地を求めたことも。仙台(現マイナビ仙台)やINAC神戸などでも活躍。あす25日のINAC神戸戦(NACK5)が現役最後の一戦となる。

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