×

元日本代表主将・長谷部誠 引退会見は約2時間、最後は「メディアの皆さんへ」“異例”の説明

[ 2024年5月24日 15:48 ]

引退会見で笑顔をみせる長谷部誠(撮影・西尾 大助)
Photo By スポニチ

 今季限りで現役を引退したサッカー元日本代表で、アイントラハト・フランクフルトのMF長谷部誠(40)が24日、都内のホテルで引退会見に臨んだ。

 冒頭では自らの思いを伝え、その後は報道陣からの質疑に一問ずつ丁寧に応じた。会見時間は、フォトセッションも含めると約2時間。最後は「メディアの皆さんへ」と切り出し、これまで貫いたメディアとの向き合い方について説明した。

 「長い間、ありがとうございました。メディアと選手の関係は難しく、複雑なものがあると思ってます。プライベートで絡むことなんか、ほとんどなかったけど、それは皆さんを嫌いなわけじゃなくて、その先に日本サッカーファンがいる。自分のパーソナリティーとして情が出てしまうので、少し距離があったと感じたと思うし、インタビューでも当たり障りないことを言うのでメディア泣かせな部分もあったと思う。でも、皆さんのことはリスペクトしているし、皆さんに感謝したい。長い間、ありがとうございました」

 今後は指導者の道を目指し、新たな一歩を踏み出す。「これからも日本サッカー界のためによろしくお願いいたします」と語り、締めくくった。

 ◇長谷部 誠(はせべ・まこと)1984年(昭59)1月18日生まれ、静岡県藤枝市出身の40歳。藤枝東から02年に浦和に加入。08年以降はドイツに主戦場を移し、08~09年にウォルフスブルクの初優勝に貢献。ニュルンベルクを経て14年からEフランクフルト。06年にデビューした日本代表では国際Aマッチ通算114試合2得点。主将として81試合出場は歴代最多。W杯は10年、14年、18年と3度出場。1メートル80、72キロ。利き足は右。妻はモデルの佐藤ありさ。

続きを表示

「サッカーコラム」特集記事

「日本代表(侍ブルー)」特集記事

2024年5月24日のニュース