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J1首位の町田GK谷晃生が代表復帰「順位の恩恵受けている」クラブ初の日本代表輩出に「名誉なこと」

[ 2024年5月24日 18:15 ]

日本代表に復帰し取材に応じる町田GK谷晃生
Photo By スポニチ

 日本サッカー協会は24日、6月のW杯アジア2次予選(6日ミャンマー戦、11日シリア戦)に向けた日本代表メンバー26人を発表した。現在J1首位の町田から、GK谷晃生(23)がG大阪所属時の昨年3月以来となる復帰を果たした。この日チームの非公開練習後、取材に対応した谷は「うれしい気持ちと、より危機感と責任感を持ってやらないとという引き締まった思い」と喜びを口にした。

 鹿島MF佐野海舟ら町田で成長した選手の招集はあったが、今季J1初昇格の町田にとって在籍選手の招集は初の快挙となった。クラブからその事実を聞いた谷は「すごく名誉なこと。今のこの順位で出場している恩恵を受けている。選手やスタッフ、関係者の皆さんの尽力があってのこと」と周囲に感謝。パリ五輪出場を目指すFW平河悠やFW藤尾翔太、オーストラリア代表FWデュークらを含め「代表で活躍する選手を見て町田に入りたいという育成年代の選手がさらに増えて、クラブが大きくなっていけばすごくいいこと」とクラブへの効果波及を願った。

 当然、選出の理由はチーム成績だけではない。今季は出場停止を除く14試合に出場し、その間わずか9失点。特に最近5試合はPKの1失点のみと安定感はリーグで傑出している。町田の黒田剛監督も「いま日本で一番いいキーパーだと思っている」と絶大な信頼を置く守護神。「自分の強みは守備範囲だったり、空中戦や背後のケア。そこはよりアグレッシブにやっていく」と自信をにじませる。

 日本代表の戦いも、つぶさにチェックしてきた。「東京五輪で一緒だった(鈴木)彩艶やサコ(大迫敬介)が試合に出て、いい競争が生まれていると思う。自分も負けていられない、また競争に加わっていきたいと思っていたので楽しみ」と意気込んだ。

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