04年アテネ五輪主将・那須大亮氏　元チームメート・工藤壮人さん追悼「ありがとうまさと」

工藤壮人さん
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　04年アテネ五輪でU―23日本代表の主将を務めた那須大亮氏（41）が22日、自身のツイッターを更新。21日に32歳で亡くなったJ3宮崎の元サッカー日本代表FW工藤壮人さんを追悼した。

　19年に現役を引退し、現在はYouTuberとしても活躍する那須氏は「工藤壮人選手　まさととは2012年柏レイソル所属時に一緒にプレーしました。天皇杯自分のクロスから点を決めてくれて天皇杯優勝まで導いてくれたまさとのゴールは今でも記憶に残っています」と回顧。「ありがとうまさと。多くの人に感動、勇気を与えてくれてありがとう」と追悼した。

　工藤さんは今月2日、今季から所属していたJ3宮崎の練習時間外に体調不良を訴え、3日に医療機関を受診して検査を受けた結果、水頭症と診断された。入院し、11日に手術を受けて療養していたが容態が悪化。17日から集中治療室（ICU）で治療に専念していることをJ3宮崎が18日に発表していた。

　水頭症とは、脳脊髄液の循環に障害が起きて脳が拡大し、くも膜下出血や脳出血などを起こす疾患。

　工藤さんは東京都出身。J1柏の育成部門（アカデミー）を経て2009年にトップチームに昇格。13年に日本代表に初選出された。以降J1広島、カナダや豪州のクラブチームで活躍した。