急逝の工藤壮人さん　同僚選手が長文“手紙”で追悼「こんな良い男がいたって事を多くの人に知って欲しい」

工藤壮人さん
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　サッカーJ3宮崎のGK植田峻佑（34）が21日、自身のツイッターで、同日死去したチームの同僚、FW工藤壮人さん（享年32）を長文で追悼した。

　植田は「まさと、おつかれ！良く頑張ったな。ゆっくり休んでくれ！リスペクトするサッカー選手、『工藤壮人』ありがとう！！」とつづり、工藤さんへの長文の“手紙”を公開した。

　「大切な友人が天国へ向かいました。こんな良い男がいたって事を多くの人に知って欲しい。そしてこんな素敵な選手がいた事を忘れない為にもここに書かせてもらいました」と文書投稿の意図を説明した。

　「～工藤壮人へ～ついこの間までピッチで一緒に練習していたのに、、、数日前まで連絡取り合っていたのに無念だよ。髪の毛毎日しっかり固めてくるのに、試合前まで髭を剃らずに無精髭を生やしてくる壮人。『おい、まさときたねーぞ!髭も整えて来いよ!』って2人で笑う。そんなくだらないやりとりももうできないんだよな。お前は本当に良いやつだったよ。シーズン初めに『あの工藤壮人来るらしいぞっ!』って既存の選手がざわついてた時。グランド来るなりみんなに自分から挨拶に行くし、物腰低いし。元日本代表とかj1でやってた奢りみたいなものも微塵も見せずに第一印象から紳士な男だった。練習にもいつも100％で取り組む見本のような選手。おれが愚痴を言ってても横でニコニコ笑いながらあいづちを打ってくれてどっちが歳上だよ。って思ってたよ」と思い出を記した。

　さらに「あと夏場の練習に日焼け止め塗りすぎて練習中、顔白かったぞ!!家族思いで誰にでも優しい壮人。みんなでご飯行った時、うちの子供にも優しくしてくれて。うちの子供が怖がってたら、そんなふざけんでいいよ。ってくらいふざけながら絡んでくれたよな」と思いをはせ、果物とか食べ物とか色々お裾分けを『しゅん、これいる？』ってしょっちゅうLINEをくれる。それも全国各地から壮人宛に届くんだから。どんだけみんなから愛されてんだよ。誰にでも裏表なく気さくに接してきた壮人の人柄の良さだよな」とつづった。

　「正直整理がつかないし。こんな別れ方は悔しいよ。けど、最後までしっかり闘ったんだよな？！お前だったら絶対そうだ。NICEだ！おつかれ壮人！そっち行ったら今度はキャンプとかしようぜ！千葉トークでもしながらよ。良い場所見つけといてくれよ」と呼びかけた。