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J3宮崎高崎監督「まだまだ力不足とあいつに言われているようで…」 工藤壮人さんへの思い語る

[ 2022年10月22日 18:28 ]

明治安田生命J3リーグ   藤枝1―1宮崎 ( 2022年10月22日    藤枝総合運動公園サッカー場 )

チームに指示を送るJ3宮崎の高崎監督                               
Photo By スポニチ

 J3宮崎の高崎康嗣監督(52)が試合後の記者会見で、21日に急逝した元日本代表FW工藤壮人さん(享年32)への思いを語った。

 藤枝への移動中に訃報に接したといい「流石に平常心でいられる状態じゃなかった。亡くなった数時間後に連絡を受けた。選手にはホテルで伝えた」と明かした。

 動揺が広がっていた選手に対しては「静岡では台風15号で被災された方もいる。僕らだけが悲しいわけじゃない。彼が宮崎で僕らに伝えてきた、見せてきた、残してきたものを表現して、より一層良いものに変えて彼に届けよう。残されたご家族が笑顔になれるようにしようという言葉で送りだした」と目に涙を浮かべながら語った。

 試合は0―1で迎えた後半5分に同点に追い付くと、その後も果敢に攻めたが逆転には届かなかった。高崎監督は「前半押し込まれながらも、後半は押し返した。もう少しで勝利というところまでいったが、まだまだ力不足とあいつに言われているようで…もっと頑張れと言ってくれているんだと思う」と振り返った。

 悲しみに暮れるチームは、27日にホームでリーグ戦を控えている。高崎監督は「前を向いて戦えることを感謝しようとミーティングで言った。明日があるんですよ、僕らは。次のゲームがあるんですよ。壮人にはないけれど、僕らにはある。“もっとやれよ”とあいつから言われているような気がした」と切り替えていた。

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2022年10月22日のニュース