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セレッソ大阪・清武「今年は笑いたい」22日ルヴァン杯決勝 5年ぶり2度目の頂点奪取誓う

[ 2022年10月22日 06:00 ]

<ルヴァン杯決勝前日練習 C大阪>笑顔を見せる清武(撮影・西海健太郎)
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 22日の決勝に臨む両チームが21日、会場の東京・国立競技場で最終調整した。昨年準優勝のC大阪はMF清武弘嗣(32)が決意を表明。今季3戦全敗の難敵撃破で5年ぶり2度目の頂点奪取を宣言した。

 晴れ渡った秋空の下、清武は穏やかな表情で最終調整を終えた。雪辱を期して臨む、新国立での大一番。1年前、名古屋に敗れて涙に暮れた悪夢を払拭するにはうってつけの舞台だ。主将の言葉に自然と熱がこもる。

 「(勝者のトロフィーアップを)下から見る景色は、二度と見たくない。負けて、優勝を称えるのは正直複雑な気持ち。今年は笑って終わりたい」

 30回の記念大会の頂点を競う相手に不足はない。広島には今季のリーグ戦で連敗し、“三度目の正直”をもくろんだ天皇杯準々決勝でも逆転負けを喫した。百戦錬磨の清武をして「今年、試合をやっていて一番嫌。強いの一言に尽きる」と言わしめる難敵が相手だ。「強いチームと決勝で戦える。真っ正面から全力でぶつかる」。難敵を倒してこそ、心の底から美酒を味わえるというものだ。

 「忘れ物を取り返しに来ると、強い気持ちで戦ってきた。素晴らしいゲームをして、必ず勝ちたい」

 小菊監督も雪辱に燃える。10月のリーグ戦で故障した山中、鈴木、奥埜らが戦列に復帰するも、皆が万全とは言い切れない。不測の事態に備え、フィールドプレーヤーを通常より2人多い18人同行させている。ベンチ入りメンバーに関しては「試合に100%で戦えるのかどうかを見極めて、最終ジャッジをしたい」。桜の底力が試される一戦。勝利を告げるホイッスルまで、一丸で走り抜く。 (八木 勇磨)

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