急逝したサッカー元日本代表FW工藤さんへ黙とう　J3藤枝―宮崎戦で

明治安田生命J3リーグ第30節   宮崎―藤枝 （ 2022年10月22日    藤枝サ ）

試合前に黙とうを捧げる宮崎の選手たち　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
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　21日に急逝した元日本代表FW工藤壮人さん（享年32）を悼み、J3の藤枝―宮崎戦が行われた藤枝総合運動公園サッカー場では両チームによる黙とうが捧げられた。

　両チームの選手は喪章を着用してプレー。宮崎の選手は「#ありがとうクドー」と書かれたTシャツを着用して入場し、ベンチには工藤さんが着用していた「背番号9」のユニホームが掲げられた。工藤さんは今年から宮崎に加入。開幕戦から先発出場し、第2節のホーム北九州戦で移籍後初ゴールを挙げていた。

　工藤さんは今月2日に体調不良を訴え、3日に病院を受診。水頭症と診断され、11日に手術を受けた。水頭症は、脳脊髄液の循環に障害が起きて脳が拡大し、くも膜下出血や脳出血などを起こす疾患。その後、容体が悪化し、17日から集中治療室（ICU）で治療に専念していた。

　◇工藤　壮人（くどう・まさと）　1990年（平2）5月6日生まれ、東京都出身。小学4年時に柏の下部組織に加入。09年トップチーム昇格。同年10月Jリーグ初出場。10年3月同初得点。11年には7得点を挙げJ1初優勝に貢献。10年11月U―21日本代表として出場したアジア大会で優勝。13年日本代表に初選出され東アジア杯優勝。国際Aマッチ通算4試合2得点。