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川本治氏 森保ジャパン、ブラジルのサイドバック裏攻略できれば自信に

[ 2022年6月6日 05:10 ]

国際親善試合   日本―ブラジル ( 2022年6月6日    国立 )

円陣で森保監督の指示を聞くイレブン(撮影・西海 健太郎)
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 【川本治の目】ブラジルは技術はもちろん、フィジカルも強く、ワンタッチのパスの精度も高い。両センターバックとダブルボランチがしっかりしていて、そこから攻撃のスイッチを入れてくる。左右、中央とどこからでも攻めてくるし、攻撃の緩急が利いていて守りにくい。前線から守備もするし、以前のように個の力だけではなく、戦術もしっかりしている。20年ぶりの世界一を狙っているだけに、「欧州勢に勝つためには」と考えてチームをつくっている。日本はパラグアイに完勝した直後だが、「世界のトップは違う」という現実を肌で感じることができるはず。勝ちにいくことは大事だが、正面からぶつかり、自分たちの立ち位置が確認できれば、負けても得るものがある試合になる。

 新鋭ビニシウスは技術はもちろん、勝負勘を持っていて、周りを使う判断が早い。欧州を知っている長友との勝負は面白い。もちろんブラジルにも隙があり、サイドバックの裏にスペースができる。韓国も狙っていたが、攻略できれば自信になることは間違いない。(元ジェフ市原強化部長)

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2022年6月6日のニュース