優勝のINAC神戸・安本卓史社長「WEリーグ全体で努力が足りない」伸び悩んだ観客動員

INAC神戸の安本社長
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　バルセロナが女子サッカー史上最多となる9万1648人の観客を集めて話題になったが、WEリーグの課題は残る。INAC神戸単体では1試合平均2139人も、WEリーグ全体では同1432人。シーズン開幕前は平均観客数5000人の目標を掲げたが、伸び悩んだ。

　J1神戸時代に元ドイツ代表FWポドルスキ獲得などに尽力した安本卓史社長は「新型コロナだけの問題じゃない。WEリーグ全体で魅力を知ってもらう努力が足りない」と指摘。今後はなでしこ黄金期を支えた澤穂希や宮間あやらに代わる新たなヒロイン選手の出現も不可欠だろう。

　競技の魅力を高めつつ、組織全体の発信力を強化し、集客やスポンサー獲得につなげていくサイクルの確立化が今後の女子サッカー界には求められる。