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J2千葉が追悼白星の本拠地フクアリはオシムの庭 完成時「ブラボー」指揮1年弱でわずか1敗の高勝率

[ 2022年5月9日 05:35 ]

明治安田生命J2第15節   千葉1―0岡山 ( 2022年5月8日    フクアリ )

<千葉・岡山>試合前にオシム氏との思い出を語った千葉OB(撮影・小海途 良幹)
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 千葉がホームのフクダ電子アリーナで、クラブの恩人にささげる劇的勝利を飾った。1日に死去した元監督イビチャ・オシム氏(享年80)をしのぶ追悼セレモニーが催された特別な雰囲気の中、千葉は0―0の後半アディショナルタイムにMF高橋壱晟が決勝ゴールを挙げて勝利を飾った。

 フクアリはオシム監督の就任3年目、千葉がナビスコ杯で初優勝する直前の2005年10月にオープンした。クラブ関係者によるとオシム氏はサッカー専用スタジアムの使用を熱望し、建設中に視察にも足を運んだ。完成したスタジアムを見た際にはお墨付きの言葉「ブラボー」を発し、関係者を喜ばせたという。

 オシム氏が指揮した06年途中までのフクアリでの公式戦で、千葉は9勝5分け1敗と高い勝率を誇った。近年の千葉は、なかなかホームで勝ち星を伸ばせていない。特別な試合での勝利をきっかけに、「オシムの庭」でのアドバンテージを確かなものにしたい。

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