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【監督語録で振り返る京都昇格イヤー】「選手個々に物語がある。全てを文章に残せば面白くなる」

[ 2021年11月28日 16:10 ]

明治安田生命J2第41節   京都0-0千葉 ( 2021年11月28日    フクアリ )

<J2 千葉・京都>J1昇格を決め喜ぶ京都イレブン(撮影・西海健太郎)
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 J2京都が28日、10年シーズン以来12年ぶりのJ1昇格を果たした。同日の千葉戦は、前半を両チーム無得点で折り返し。後半も得点する機会はなかったが、千葉にも得点を許さず、引き分けに終わり勝ち点1を獲得。2位争いを演じていた甲府の結果を待たずして、昇格を決めた。チョウ貴裁監督にとっては、就任1年目での悲願達成となった。

 紆余曲折あった今季。チョウ貴裁監督の語録で振り返ってみた。

 【1月23日】就任会見にて
 「今は選手たちと新しい家を造っている段階。最終的に思ったような家じゃないかもしれなけれど住人にとっては住みやすく、近所の人には印象的な家を作りたい。僕が建てたい家ではなく、選手と一緒に生まれてきた家が一番自信持てる。チャレンジしたい」。

 【2月23日】J2開幕戦を週末に控えて
 「ラスト1週間でチームは劇的に良くならないという人もいるが、僕はそう思っていない。1日あれば劇的に良くなるところもある。その一瞬を大事にするために、選手と共有していくだけです」

 【4月9日】J2リーグの印象を聞かれて
 「チームの色をじっくり作って煮込んでいける。組織力やアイデンティティーが熟成できる、しやすいリーグという印象。煮込むのを忘れるとお湯だけになるけど」

 【4月29日】5連勝で好調の要因を問われ
 「チームは生き物。前の試合でできたことが次の試合で保証されるなら練習は必要ない。生き物の中でどう前進するか、選手個々に物語がある。全てを文章に残せば面白くなるでしょうね」

 【5月23日】首位攻防の新潟戦で荒木をインアウトした理由
 「途中出場途中交代させたが、試合後に事情は話した。勝ち点3を取るために選手に理解してもらうのも大事な仕事。交代に後悔ない。これで負けていたらダメ采配と言われるが、それを恐れて指揮を執るわけじゃない」

 【6月26日】2―0で勝利して15戦無敗となった岡山戦後に
 「今はどんな山を描くのか、理解できている。あとは山にどんな色を付けていくか。何を書いても良いと指導すると違う絵になるが、山を描くと決めていけば、こういう絵になっていく」

 【7月1日】岡山戦でスタッフ含めた円陣の意図を聞かれて
 「勝負は試合前から始まっている。ウォーミングアップを含めてです。飛行機でいくのか、バスで行くのかも。準備から勝つ確率を上げていく。いきなり辞めることもあるけど、そこに意図はある」

 【8月16日】天皇杯・浦和戦前。五山送り火の日だった16日と夏祭りに引っかけて。
 「平日の夏の夜を飾る、大文字に負けないような試合をしたい。(メンバーは?)出店のルーレットで何か景品が当たるという感じで決められれば良いが、それくらいメンバーを決めるのは難しい」

 【9月11日】3試合ぶりの勝ち点3となった琉球戦後
 「きょうはミーティングで昨季リバプールが大敗した後にどう立て直したかを説明した(20年10月、アストンビラに2―7)。あれくらいの選手でもネジが緩むとああいう試合になる。その中で強いチームは負けて自分たちの立ち位置に戻って、皆でプレーすることを思い出す。それが強いチームの秘訣。取り返さないと強いチームになれないと話した」

 【10月15日】12年ぶりのJ1昇格が見えてきた中で
 「昇格よりも目の前の練習が大事と言っている。選手の仕事は毎日の練習に100%で取り組むこと。それで給料をもらっている。毎日のTRをおざなりにしない」

 【11月18日】ボールを使わない練習をしない理由について
 「ボールを使わない練習が、ピッチで見せられる効果はゼロじゃない。でも結果につながる比率は下がってきている。一つの練習に色んな要素が入っていないとダメ。ハンバーグだけではなく、色んな料理を作れないと」

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