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C大阪 J1通算1000ゴールは奥埜!柿谷や清武と同学年の31歳苦労人「名を刻めたのはうれしい」

[ 2020年9月10日 05:30 ]

明治安田生命J1第15節   C大阪2-0札幌 ( 2020年9月9日    ヤンマー )

<C大阪・札幌> 前半、C大阪・奥埜(25)はチームJ1通算1000得点となる先制点を決め都倉(9)、坂元(17)、松田(2)とポーズを決める (撮影・後藤 大輝)
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 9試合があり、C大阪はホームで札幌と対戦し、2―0で勝利した。前半6分、FW奥埜博亮(31)が先制点を決め、これがクラブにとってのJ1通算1000得点目。記念すべきゴールを決めた背番号25は後半14分にも2点目を奪い、チームの4連勝に大きく貢献した。

 記念すべきゴールを決めたのは奥埜だった。前半6分、連動したプレスで相手のパスミスを誘発。元日本代表MF藤田のパスからGKと1対1を迎えると、右足のシュートで均衡を破った。山橋貴史による初ゴールから25年がたち、これがC大阪にとってJ1通算1000得点目。スタンドへ向けたゴールパフォーマンスの「1000」ポーズが「0001」になったのはご愛敬(あいきょう)だった。

 「チームの歴史に名を刻めたのはうれしい。誰が決めるかというのをチームでも話していた。曜一朗(柿谷)は“僕(奥埜)が決めるんじゃないか”と言っていました」

 この一戦を前に、クラブは「J1リーグ通算1000ゴールを決めるのは誰だ!?」というキャンペーンを実施。ホームページ上で予想を募ると、得票数は1位清武、2位柿谷、3位坂元、そして4位が奥埜だった。背番号25の12試合ぶりとなるゴールは、良い意味でサポーターの期待を裏切る結果だった。

 柿谷や清武と同学年の31歳。仙台ジュニアユース時代には、2人とともにU―13日本選抜に選ばれた経歴を持つ。早くから頭角を現した2人とは対照的に、仙台ユースからトップに昇格できず、仙台大を経てプロになった苦労人。本職はボランチながら、昨季から所属するC大阪ではFW起用で新たな才能を開花させており、ロティーナ監督は「(奥埜の位置は)我々のプレーモデルの中ではFWが一番良い」と評する。

 後半14分には奥埜が2得点目。この日から解禁されたサポーターの手拍子にも押され、歴史に残る試合で4連勝を飾り2位をキープした。

 ◆奥埜 博亮(おくの・ひろあき) 1989年(平元)8月14日生まれ、大阪府出身の31歳。東京都のバディSCでサッカーを始め、家族の転勤などもあり仙台ジュニアユース、同ユース、仙台大と進み、12年に仙台へ加入。長崎への期限付き移籍なども経て19年にC大阪へ完全移籍。1メートル71、68キロ。利き足は右。昨年3月に結婚。

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