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西野監督率いるU23タイ代表、イラクと引き分け史上初の1次L突破!観客は涙

[ 2020年1月15日 00:24 ]

<タイ・イラク>難敵・イラクと引き分けてベスト8進出、試合終了の瞬間バンザイをする西野監督(撮影・篠原岳夫)
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 前日本代表監督の西野朗監督(64)率いるU―23タイ代表が14日、自国開催のU―23アジア選手権1次リーグ最終戦イラク戦に臨み、1―1で引き分けた。A組2位で史上初の1次リーグ突破が決定した。終了の笛が鳴ると、西野監督は選手と熱く抱擁。スタンドの観客は涙を流した。

 開始6分。VARによる判定で相手のハンドが確認されて得たPK。13番のMFウォンゴーンが左に決めると、西野監督は体の近くで小さくガッツポーズした。その後も何度もGKと1対1を作る積極的な攻撃が繰り広げられた。

 「グループステージをいかに突破していくかに全力を注ぐ」と話していた指揮官。第2戦のオーストラリア戦から先発7人を変更して戦い、後半4分に追いつかれても同11分に攻撃の主軸2枚を投入する積極的な采配で主導権を渡さなかった。

 同国のA代表を兼任しており、実質の指揮はまだ約2カ月。「オフェンスのタレントは非常に高い。ディフェンス力に関しては正直かなりレベルアップしないといけない」。攻守で実力が相対する現状の中、短期間でチームをまとめ上げて快進撃を続けている。

 上位3チームは東京五輪の出場権を獲得できる今大会。あと2回勝てば、タイにとって52年ぶり3回目の五輪切符に手が届く。

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