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四中工“小倉魂”継承FW田口から3発!6年ぶり初戦突破導く技あり先制弾

[ 2020年1月1日 05:30 ]

第98回全国高校サッカー選手権1回戦   四日市中央工3-1日大明誠 ( 2019年12月31日    フクアリ )

<四日市中央工・日大明誠>前半、四中工・田口(右)が先制ゴールを決める(撮影・沢田 明徳)
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 背番号17の継承者が四日市中央工(三重)を6年ぶりの初戦突破に導いた。前半5分、FW田口が左足ループで浮かす技ありの先制弾。「去年スタメンで期待されたのに全くダメだったから、絶対点を取りたかった」。小倉隆史(元名古屋監督)、11年度準優勝時の主将・国吉祐介ら同校のエースが背負ったナンバーが躍った。

 1年前の同大会、秋田商に0―2で完敗後に就任した伊室陽介監督は、田口をあえてBチームへ降格させた。「メンタルが弱かったけどそれからは毎試合点を取りに行きました」。荒療治が実り3月にAチームへ。9月にはJ3鳥取の練習に参加し、入団内定にこぎつけた。「ファーストゴールはお前が決めろ」とピッチに送り出した伊室監督は試合後「グッと来ました」と涙を必死にこらえた。

 同13分、後半7分にはMF森主将が2ゴール。「本当はハットトリックを狙ったけど、両足がツッて」と途中交代を悔やんだ。こちらはJリーグ志望も現時点で声はかからず。「だから次もしっかりプレーします」。2日の2回戦は松本国際(長野)と対戦。名門復活へゴールを量産する。

 ▼日大明誠(山梨)後藤聡志監督 1勝したかったけど甘くはありません。早くここに戻ってきたい。

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