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神戸が悲願タイトル!天皇杯制覇し新国立&令和初代王者 鹿島は今季無冠に

[ 2020年1月1日 16:29 ]

<天皇杯杯決勝 神戸・鹿島>神戸・藤本(左)は先制点にイニエスタと喜ぶ(撮影・大塚 徹)
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 第99回天皇杯全日本サッカー選手権大会は1日、新国立競技場で決勝が行われ、神戸が鹿島を2-0で下して初のタイトルを獲得した。6度目の優勝を狙った鹿島は、今季無冠で終了。今大会を最後に退任する大岩剛監督(47)の有終の美を飾ることはできなかった。

 新国立競技場のこけら落としとなった頂上決戦。序盤から押し気味に試合を進めた神戸は、前半18分、左サイドの敵陣深い位置から、FWポドルスキがクロス。相手GKがはじいたボールが相手DFに当たってそのままゴールに吸い込まれた。オウンゴールながら、新国立競技場での最初の得点を挙げて先制すると、同38分には、ペナルティーエリア右から、MF西のクロスにFW藤本が反応して追加点。神戸が2-0で前半を折り返した。

 後半も堅い守りで鹿島の反撃を無得点で抑え切った。後半アディショナルタイムに、今季限りで引退する元スペイン代表FWダビド・ビジャ(38)がピッチへ。現役最後の試合を、クラブ創設25年目のうれしい初タイトル獲得で飾った。

 フィンク監督は、クラブの歴史を動かし「25年間追いかけ続けたタイトル。リーグにもライバルが多く、他にもタイトルを獲りたいが、今はこのタイトルを存分に楽しみたい」と笑顔。元スペイン代表のMFイニエスタは「チームにとっても大事なタイトルでいい仕事ができた」と充実の表情を見せ、盟友ビジャの花道を飾ることができたことに触れて「いい形で終えられたことを喜んでいる。みんなにとって幸せな一日になった」と語った。

 鹿島は、J1は3位。ACL、ルヴァン杯でもタイトルを獲得できず、3大会ぶり6度目の天皇杯優勝を狙ったが届かなかった。 

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