南野、史上初W杯予選開幕4戦連発!カズ超えでエースの証明 キルギス粉砕で4連勝

[ 2019年11月15日 05:30 ]

サッカーW杯カタール大会アジア2次予選   日本2―0キルギス ( 2019年11月14日    キルギス・ビシケク )

前半、南野 ゴールを決める(撮影・西海健太郎)
Photo By スポニチ

 W杯カタール大会アジア2次予選F組で、首位の日本は敵地でキルギスを2―0で下した。MF南野拓実(24=ザルツブルク)が前半41分に自ら得たPKで先制。歴代2位に並ぶ国際Aマッチ5戦連発、93年の三浦知良のW杯予選開幕3戦連発を上回る史上初の4試合連続ゴールで、無傷の4連勝をもたらした。森保ジャパン最多得点の背番号9にはエースの自覚が備わってきた。 日本代表メンバー  日程&結果

 相手に傾きかけた流れを一気に引き戻した。前半41分。遠藤のスルーパスに反応した伊東が右からペナルティーエリア内にパスを送ると、走り込んだ南野がGKに倒されてPKを獲得。これまで日本代表でキッカーを務めたことはなかったが、「重圧はなかった」。自らボールをセットすると冷静にGKの逆をついて右に蹴り込み、待望の先制点をもたらした。

 「相手に押し込まれる時間が多かった。その中で試合展開的に重要なゴールになると思ったし、決めることができてよかった」

 W杯予選開幕からの4戦連発は93年の三浦知良を超える史上初の記録。国際Aマッチ5戦連発でも釜本邦茂らに並ぶ日本歴代2位の記録となった。偉業を達成しても、「記録のこだわりはないですね。チームの勝利より優先するものはない」と涼しい顔で言い切った。

 クローバーなどの雑草の交じったピッチはところどころ大きくはげ上がり、それをごまかすように緑の塗料で“応急処置”が施されている劣悪な状態。だが、「それも含めてアジアの戦いだし、想定内」と動じることはなかった。C大阪からオーストリア1部ザルツブルクに移籍6季目。欧州での転戦に加え、世代別代表でも数々の経験を積んできた。ピッチ外では、個人トレーナーの指示を受けて肉体改造にも着手。すでに体重は70キロを超えている。オーストリアでは、日本の報道陣が誰も訪れないような試合でも目の前の一戦に集中し、成長につなげてきた。

 森保ジャパンでは最多の11得点をマーク。1トップを生かしながらも自らのチャンスは見逃さず、FW大迫の7得点を上回る結果を残している。ただ、「ゴールパターンを増やさないと」と話すなど、現状には満足していない。「試合に出る限りは“自分がやってやらないと”という責任感を持ってプレーしている」。24歳が発する言葉ににじむのは、チームをけん引するエースの自覚だ。

続きを表示

「サッカーコラム」特集記事

「久保建英」特集記事

2019年11月15日のニュース