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キルギス指揮官 日本に惜敗も「良いゲーム見せた」18歳MFアリクロフら躍動に手応え

[ 2019年11月15日 00:06 ]

前日会見で森保監督(右)と握手するキルギスのクレスチニン監督(撮影・西海健太郎)
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 カタールW杯アジア2次予選F組2位のキルギスは本拠で首位・日本と対戦し、0-2で惜敗。クレスチニン監督は「結果は予想とは違ったが、良いゲームを見せた。質が高かった。2つのゴールを与え、チャンスも生かせなかったが、それもサッカーだ」とコメント。劣悪なピッチに苦戦する日本にプレッシャーを与え、ミスを誘う“狙い通り”の試合内容には納得顔だった。

 これで日本とは勝ち点差6に広がった。同予選1位通過は厳しくなったが、勝ち点6で並ぶ3位タジキスタンが敵地でミャンマーに3-4で敗れたため2位をキープ。同予選は各組1位と各組2位の成績上位4チームが最終予選に進出するため、まだまだ予選突破の希望を残す。

 日本戦では背番8のMFアリクロフや背番22のMFシュクロフら若手が躍動。18歳のアリクロフはベラルーシ1部ネマン・フロドナ所属。今季はリーグ戦21試合で4得点4アシストと活躍中。この日も自慢のドリブルで日本守備陣を何度も翻弄した。20歳のシュクロフはトルコ2部ボルスポルに所属。若干17歳でA代表デビューを飾るなど、国内のスター候補。1メートル70と小柄ながら、左右両足で精度の高いパスを出せる技術を誇り、この日本戦を経験したことでより成長する可能性も。

 2012年にはFIFAランキング199位だったキルギスだが、そこから7年で94位まで上昇。19年のアジア杯では初出場ながらベスト16の好成績を残すなど、まさに“伸び盛り”の状態。指揮官も日本相手に善戦したことで相当な手応えを得たはずだ。

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