なでしこ 初黒星で2位通過も…攻守ちぐはぐスコア以上の完敗

[ 2019年6月21日 05:30 ]

女子W杯1次リーグD組   日本0-2イングランド ( 2019年6月20日    フランス・ニース )

<日本・イングランド>イングランドに敗れ、サポーターにあいさつに向かう岩渕(中央手前)らなでしこジャパンの選手たち(撮影・篠原岳夫)
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 FIFAランキング7位のなでしこジャパンは同3位のイングランドに0―2で敗れ、今大会初黒星を喫した。個で上回る相手に対応し切れず失点を重ね、攻撃でもラストプレーに精細を欠いた。1次リーグD組を勝ち点4の2位で通過したなでしこジャパンは、25日(日本時間26日)の決勝トーナメント1回戦はE組1位と対戦することが決まり、同5位カナダか同8位オランダが相手となる。

 スコア差以上の完敗だった。すでに1次リーグ突破が決定済みだったとはいえ首位通過のためには勝利が必要な状況だったが、攻撃ではほとんどチャンスをつくれず、逆に守備のほころびから2点を失った。16年4月の高倉監督就任後、FIFAランキングで格上の国から勝利したのは18年4月アジア杯決勝のオーストラリア戦のみ。指揮官は「こういう戦いを繰り返しているのであれば、多分(決勝トーナメント)1回戦で帰ることになる」と表情をこわばらせた。

 選手間の距離が遠く、FW岩渕やFW横山が前線でボールを持ってもサポートがないため効果的な攻撃につながらなかった。本来は右MFの中島をボランチ、FWの小林を右MFに起用するなどスコットランド戦から変化を加えたが、機能したとは言い難い。守備では2失点とも寄せの甘さから最終ラインの裏にスルーパスを出されたもので、DF市瀬は「ポジショニングや声かけで防げる部分はあった」と反省した。

 決勝トーナメント1回戦でぶつかるのはカナダかオランダだが、18年アルガルベ杯で対戦し、いずれも黒星だった。高倉監督が「全員が全てを出し切らない限り勝てない」と危機感をあらわにする一発勝負のノックアウトステージ。なでしこの底力が試される。

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