×

“タイのメッシ”札幌・チャナティップ ACL出場と結婚…新春に2つの誓い

[ 2018年1月3日 08:20 ]

満面の笑みを浮かべる札幌・チャナティップ
Photo By スポニチ

 J1に所属する“タイのメッシ”ことタイ代表MFチャナティップ(24)が2日、新春に“公私両面”でビッグな誓いを立てた。プライベートでは交際中でタイの人気女優メイさん(36)との結婚、本業では昨季の11位を上回るクラブ史上最高順位を更新する10位以内、さらにはACL出場も視野に入れた。昨夏に加入し、チームの16年ぶりJ1残留へ大きく貢献した男の新春インタビューをお届けする。

 ――新年明けましておめでとうございます。J2年目の年明けですが、まずは加入後すぐに主力としてチームの目標達成に貢献した昨季を振り返ってください。

 「今年もよろしくお願いします。実は、最初は(日本に)来てすぐにプレーできると思わなかったです。いろいろ練習したし、徐々に慣れていきました。(デビュー戦の)C大阪戦をベンチで見てスピードが速くてできるかなと不安だったけど、プレーして見ると思ったより難しくなくて自信を持てました。J1残留は僕のおかげじゃないけど、チームを少しでも助けられて良かったと思っています」

 ――いつもとても明るく、誰からも好かれている印象を受けます。環境が全く違う地で不安は?

 「小さい頃からこんな性格です。よくイタズラもしますしね。タイではチームメートにイタズラで水をかけたり良くやっています。でも、運が良かったのはチームメートはみんな良い人たちで、札幌の人たちもみんな温かい。それに日本のゲームや漫画も好きだし、適応するのは難しくなかったし、不安もすく消えましたね」

 ――特に仲の良い選手は誰ですか?

 「小野、イナ(稲本)、都倉、荒野、前とはよく一緒にご飯とか行きます。お互いの過去のサッカー体験とか経験したこと、日本とタイの違いについてよく話したりしています。でも、特に仲が良いのは荒野かなあ〜バカだから(笑)。荒野はいつもバカでちょっとチャラい(笑)。でも、タイでは僕が荒野みたいなタイプなんです。だから仲がいいのかもしれないです」

 ――加入して約半年がたちました。改めて札幌という街はどうですか?

 「街は凄い奇麗で空気もきれい。人も温かいし凄い好きです。食べ物もおいしいですね、日本に来て焼き肉によく行きます。“なまらうまい”(笑い)。あと雪も好きで雨や風よりもいいです。タイはずっと暑くて札幌は寒い日が多いけど、全く問題ありません。暑い中で練習するよりずっといいですよ」

 ――プライべートな話も聞きたいと思います。噂によるとスターバックスが大好きらいしいですね。

 「そうなんです。いつも遠征の時も荒野とかと行くんだけど、キャラメルマキアートとか凄く甘いのが好きだから、チームにチェックされて体脂肪が高いと注意されています。でも、自分がもし高いなら、世界中の人がそれを飲めないと思うんです。みんな僕より運動していないんですから」

 ――タイの人気女優メイさんと現在交際中ですが、近い将来ゴールインはありそうですか?

 「もちろん結婚を考えています。自分より年上ですしね。今は結婚に向けてお金を貯金しています。できれば今年結婚したいと思っていますし、そうなることを願っています」

 ――オフシーズンはどのように過ごしていますか?

 「少し仕事をしてあとは友達とサッカーをしたりですね。家族と旅行にも。ずっと忙しかったのでゆっくり体を休めたいです。それとタイのお正月は親に感謝の気持ちを伝える日で、日本みたいにお寺に行ってお祈りしたりするんですよ。似てますよね」

 ――話は戻りますが、来季はJリーグ2年目のシーズン。個人とチームでの目標を教えてください。

 「まずは自分らしくやることです。そしてもっと選手と仲良くなって助け合っていきたい。あと、来年こそはゴールを決めたいと思っています。自信はあります。チームとしては1桁順位を狙っていきたいです。4位、5位くらいには入れる力はあると思っています。ACLもあるので、やはり一つでも高い順位を目指していきたい」

 ――来季はペトロヴィッチ新監督になります。

 「広島や浦和での活動は知っていますし攻撃的なチームをつくる人ですよね。でもそれしか知らないです。ただ、その前に四方田前監督に感謝しています。彼のおかげで僕も良いプレーができました。新監督については来てからですね」

 ――最後にサポーターへメッセージをお願いします。

 「コンサドーレと北海道のみんなが良い年を迎えられて、健康と良いことがあるように祈っています。そしてまたみんなに会えるのを楽しみにしています。チャナはみんなのことを愛しています」

続きを表示

2018年1月3日のニュース