流経大柏　菊地弾で２冠へ好発進「注目の中何ができるか大事」

第９６回全国高校サッカー選手権大会２回戦   流経大柏３―０大分西 （ 2018年1月2日    フクアリ ）

＜２回戦　流経大柏・大分西＞（前半３分、流経大柏・菊地が先制ゴールを決める
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　自慢の左足が火を噴いた。前半３分、千葉・流通経大柏ＭＦ菊地はゴール正面約３０メートルの位置でパスを受け、反転し左足を強振。強烈なシュートはＧＫの頭上を越え、ゴール右上に突き刺さった。１―０の後半４分にも追加点を挙げた背番号１０は「結果としては良かった」と白い歯をこぼした。

　練習の虫だ。母・千枝子さん（４１）によると、小学生の頃は家の中でもサッカーボールを蹴り、シュートを浴び続けた和室のふすまは紙が破れて骨組みだけの状態になったという。今も全体練習後の居残りシュート練習は日課。同じ左利きの元日本代表ＭＦ中村俊輔（磐田）を参考にしている。チームは夏の全国総体を制した。「２冠を獲れるのは自分たちしかいない。注目されている中で何ができるかが大事」。目標の優勝へまずは上々のスタートを切った。

　▼大分西・首藤監督　相手は基本のレベルが凄く高かった。球際や攻守の切り替えなどで差がついた。