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桐蔭学園“分裂”乗り越え奮闘も涙 原川主将「この先役立つ」

[ 2018年1月3日 05:30 ]

第96回全国高校サッカー選手権大会2回戦   桐蔭学園2―2(PK2―3)一条 ( 2018年1月2日    等々力 )

<桐蔭学園・一条>前半13分 右足で先制ゴールを決める桐蔭学園・森山(右)
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 苦境を乗り越えて14年ぶりに全国舞台に立った神奈川・桐蔭学園だが初戦で姿を消した。2―1で迎えた後半ロスタイムに被弾。PK戦では5人中3人が失敗した。李国秀監督の指導方針により、昨年3月にチームが李監督の指揮する1、2年生のAチームと、蓮見監督の率いる3年生のBチームに分裂。Bチームは昨年8月に完成した新グラウンドを使えないなど異例の事態に追い込まれていた。

 当初はAチームが県予選に出場予定も県リーグで結果が出ず、保護者らを巻き込んだ論争に発展。最終的にBチームに出場権が与えられ、全国切符を勝ち取った。夏にAチームから合流した2年生3人を含め、Bチームは23人。県予選決勝で退場し出場停止だった原川主将は「苦しい状況を乗り越えた23人。この先の人生に役立つと思う」と涙した。

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2018年1月3日のニュース