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清水 遠い1点…無得点で2年ぶりJ1黒星発進

[ 2017年2月26日 05:30 ]

明治安田生命J1開幕戦   清水0―1神戸 ( 2017年2月25日    アイスタ )

<清水・神戸>2年ぶりのJ1復帰で、初戦を飾ることができず鄭大世(右から2人目)ら清水イレブンは無念の表情
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 2年ぶりにJ1復帰した清水は神戸に0―1で敗れ、開幕戦白星を逃した。決定機で決めきれず後半31分、セットプレーから失点。637日ぶりとなるアイスタでのJ1勝利を1万7861人のサポーターへ贈ることはできなかった。

 主将のFW鄭大世(32)は試合後、冷静に振り返った。

 「今年はきつくなると思いました。点が入る気がしなかったし良い時間もなかった。もっと迫力のある試合をしたかった。正直不安になりました」

 見込んだ以上に神戸は前掛かりにならず、攻撃を組み立てるスペースがないまま速いプレスの対応に追われた。細かいミスも連発。それでも好機はあった。開始早々、MF野津田岳人(22)の右クロスを受けた鄭がシュートに持ち込むなど積極的に相手ゴールを狙った。ただ1点は遠かった。

 後半31分、相手にCKを与えると、こぼれ球を押し込まれた。「お互い攻め手とチャンスがつくれないままセットプレーの集中力一つで勝敗が分かれてしまった」と鄭。MF白崎凌兵(23)も「昨年ベースとしてきたものが通用しなかったというより、出せなかった」。不完全燃焼のまま終えた。

 それでも収穫はある。セットプレー以外では大きなピンチはなかった。主将は「神戸のような実力者を相手に守備の良さを保って試合を運べた」とうなずき「ポジティブに言えば0―1でギリギリの試合ができた」と続けた。チームの成長は感じている。次節敵地での広島戦で本領を発揮し、2季ぶりのJ1勝ち点を挙げる。

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2017年2月26日のニュース